ETV特集「誰のための司法か ~團藤重光 最高裁・事件ノート~」


今週4月15日の夜11時から、NHK教育テレビ(Eテレ)で、
ETV特集「誰のための司法か ~團藤重光 最高裁・事件ノート~」
という番組が放送されます。

1981(昭和56)年12月に言い渡された「大阪国際空港公害訴訟」最高裁判所大法廷判決をめぐるドキュメンタリーです。

当時の最高裁判事だった団藤重光裁判官(元東京大学教授)は、大阪空港の夜間飛行差止め請求を認めた大阪高等裁判所の判決を支持する立場で、事件が係属していた最高裁第一小法廷(5名で構成されている)では原告住民側勝訴の判決が見込まれていたそうです。
それが、当時の最高裁長官の意向で大法廷(長官を含む15名の裁判官全員で構成されている)に回付され、最終的に夜間飛行差止め請求も将来にわたる損害賠償請求も斥けられた、という経緯でした。
最高裁での逆転判決の裏に何があったのか、団藤元裁判官が遺したノートに基づいて内幕に迫る内容とのこと。

興味深い番組です。

横田基地公害訴訟は、大阪国際空港公害訴訟の高裁判決(夜間飛行差止め、過去から将来にわたる損害賠償をいずれも認めた)からほどなく提訴されました。
横田基地公害訴訟にとっても縁浅からぬ事件です。

遅い時間帯ですが、是非ご視聴ください。

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