第2回口頭弁論が開かれました

2023年5月11日、午後2時から東京地裁立川支部にて第2回口頭弁論期日が開かれました。

まず、前回第1回期日以降に提起しました第2陣提訴につき、訴状の陳述・原告側提出の証拠の確認、及び国側の答弁書の陳述が行われました。
その上で、第2次提訴についても、第1陣訴訟の手続と一本化して進めることが決定されました。

そして改めて、本日の期日に向けて原告側・被告側が提出した準備書面の陳述がなされました。それぞれの書面の概要は下記のとおりです。

原告側:
・準備書面(1) 自衛隊機の飛行差止め及び将来の損害賠償請求につきいずれも不適法であり却下されるべきであるとの国側答弁に対し反論しました
・準備書面(2) 環境基準で定められた航空機騒音の基準(70W)に基づき、70W以上の地域では受忍限度を超える騒音被害が発生していると主張しました
・準備書面(3) 騒音被害の内、睡眠妨害、健康被害、日常生活妨害及び精神的情緒的被害について補充の主張を行いました

被告側:
・準備書面(1) 訴状に記載した主張に対する認否(事実として認めるか認めないかを明確にし、争点を明らかにする作業です)を行った上、原告の請求は差止も損害賠償もいずれも認められるべきではない(損害賠償額については高額すぎる)との内容でした。

また、第1回期日に引き続き、原告・代理人弁護士から意見陳述を行いました。

弁護団3名から提出した3つの書面の要点説明を行ったほか、今回初めて原告に参加し、子育て世代の視点から騒音被害等の基地被害について訴えた原告、そして飛行直下東側80W地域に居住し、ジェット機・プロペラ機・オスプレイ等の飛行による騒音被害に苦しんでいる原告の2名の原告に原告代表として意見陳述をしていただきました。

第3回口頭弁論期日は9月14日の午後2時からで、4月26日の第3陣提訴につき併合の手続を実施するほか、今回出された国側準備書面に対する反論を行う予定です。

引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。

裁判所前での事前集会の一コマ

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